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「新国立競技場」デザイン、”アンビルトの女王”ザハ・ハディドの個展が東京で開催

「新国立競技場」デザイン、”アンビルトの女王”ザハ・ハディドの個展が東京で開催 | 写真
〈ヘイダル・アリエフ・センター〉バクー 2007-2012 竣工 photo: Iwan Baan ©Zaha Hadid Architects

2014年10月18日(土)から12月23日(火・祝)までの期間、東京オペラシティ アートギャラリーで、世界的に注目を集める建築家ザハ・ハディドの個展が開催される。

バグダッド生まれ・ロンドン在住のザハ・ハディドは、現代の建築界をリードする建築界の巨匠の1人。83年に、香港の「ザ・ピーク」の国際コンペで勝利し、ザハの名は一躍世界に知られる。しかし、このプロジェクトをはじめ、ザハの設計案は、当時あまりに前衛的な内容だったため、独立後10年以上にわたって自身の設計が実際に建てられることはなく、「アンビルトの女王」(アンビルト unbuilt=実際に建設されない)の異名で呼ばれるようになった。

「新国立競技場」デザイン、”アンビルトの女王”ザハ・ハディドの個展が東京で開催 | 写真
〈リバーサイド・ミュージアム〉 グラスゴー 2004-11 竣工 photo: Hufton + Crow ©Zaha Hadid Architects

ザハにとって初の実現プロジェクトは、ヴィトラ社工場跡地に建設されたヴィトラ社消防所。以降、かつて「実現不可能」と言われ続けた彼女のデザインに、現実がようやく追いついたかのように、大規模なコンペで次々に勝利を重ね、かつ実際に建てられるようになる。いまやザハのプロジェクトは世界各地で進行しており、400人にのぼるスタッフが44ヶ国で稼働。そして、今回「新国立競技場」デザイン競技の勝利により、日本でも実作の建設が決定している。

日本初の大規模展となる本展は、ザハ・ハディドのこれまでの作品を模型や図面、写真、絵画、映像で展示。プロダクトから都市計画まで、スケールの異なる作品をシームレスに繋げる彼女の建築思想を総合的に紹介する。有機的で流動性を感じるザハの作品は、目に見える形態以上に、見る側の視点を刺激し、広がりのある解釈を可能にする空間体験を期待させるだろう。

【展覧会情報】
「ザハ・ハディド Zaha Hadid」個展
期間:2014年10月18日(土)~12月23日(火・祝)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー (3Fギャラリー1、2)
開館時間:11:00~19:00 金・土は11:00~20:00 ※最終入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日 ※祝日の場合は翌火曜日。※12月22日(月)は開館
入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学生以下は無料
※同時開催、「収蔵品展 049 抽象の楽しみ」「project N 58 高畠依子」の入場料を含む。収蔵品展入場券200円(各種割引は無し)もあり。
※( )内は15名以上の団体料金。
※その他割引:閉館1時間前以降の入場、65歳以上は半額。
※障害者手帳を持参の方および付添1名は無料。
※Arts友の会会員は無料。(会員証の呈示が必要)
※割引の併用および払い戻しはできない。

【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600

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