三重県立美術館では、企画展「西洋美術へのまなざし─開館40周年を記念して」を、2022年11月19日(土)から12月11日(日)まで開催する。

三重県立美術館所蔵の西洋美術作品を公開

2022年に開館40周年を迎えた三重県立美術館は、絵画、版画、素描、彫刻、そして工芸など、6,000点以上に及ぶ作品を収集してきた。なかでも西洋美術は、フランシスコ・デ・ゴヤやモネ、ピエール＝オーギュスト・ルノワール、マルク・シャガールといった重要な画家が含まれるなど、コレクションの重要な柱のひとつとなっている。企画展「西洋美術へのまなざし─開館40周年を記念して」では、同館のコレクションから、西洋美術の作品約90点を公開する。

西洋美術の名品を紹介

本展では、三重県立美術館が所蔵する西洋美術の名品を展示。同館を代表するシャガールの《枝》をはじめ、モネやルノワールといった日本でも人気の高い作家の作品、そしてノルデやキルヒナーらドイツ表現主義の作家による版画作品などを公開する。

ムリーリョなどのスペイン美術

三重県立美術館は、1992年の三重県とスペイン・バレンシア州による姉妹都市提携を契機に、スペイン美術作品も収集してきた。会場では、日本国内では珍しいムリーリョの宗教画《アレクサンドリアの聖カタリナ》やダリの1930年代の優作を展示するほか、スペイン・バレンシア現代作家が手がけた絵画や彫刻、インスタレーションも目にすることができる。

美術館と西洋美術の関わりにも着目

三重県立美術館は、サンパウロ美術館展とともに開館して以来、海外の有名美術館のコレクション展や、西洋美術における重要な作家の展覧会を開催してきた。本展では、過去に開催された西洋美術にまつわる企画展を、当時のチラシやポスター、会場の記録写真などから振り返り、同館と西洋美術の関わりにも光をあてる。

展覧会概要

企画展「西洋美術へのまなざし─開館40周年を記念して」
会期：2022年11月19日(土)〜12月11日(日)
会場：三重県立美術館
住所：三重県津市大谷町11
開館時間：9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日：月曜日
観覧料：一般 700円(500円)、学生 600円(400円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※この料金で、特集展示「生誕100年 元永定正展」および「柳原義達の芸術」も観覧可
※障害者手帳(アプリ含む)などの所持者および付添者1名は観覧無料
※生徒や学生は生徒手帳、学生証などを提示
※家庭の日(11月20日(日))は団体割引料金にて観覧可

※画像の転載を禁ずる。

【問い合わせ先】
三重県立美術館
TEL：059-227-2100 (代表)