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【インタビュー】 ドラムボーカリスト「シシド・カフカ」誕生のルーツとファッションに迫る | 写真

――話は変わりますが、カフカさんは国外で子供時代を過ごされていますよね。

生まれがメキシコで、2歳までの3年間そこに。それから東京で、中学校の1、2年がアルゼンチンなんです。そこからはずっと東京です。

――ではドラムを叩き始めたのは、アルゼンチンで?

東京での小学生時代にドラマーを志して、アルゼンチンでドラムを叩き始めました。アルゼンチンで時間を持て余していたこともあったんですけど、東京に戻ってからもドラムは継続しました。

小学4年生くらいの時って、なんとなく学校での自分の立ち位置がわかってくる年頃じゃないですか。すごく目立ちたいんだけど、その器が自分にないぞって気づき始めて。それで裏方に回ったら、それもそれで楽しいなって感じたんですけど、一方で、裏方をやっているこの私の姿を誰か見てくれないかなと「やっぱり目立ちたい」っていう気持ちがどこかにあって。

4年生の時に姉の影響で音楽番組を見ていて、どのバンドかは忘れちゃったんですけど、1曲が放送される中で、ドラムの人が1回も映らなかったんですね。ステージに上がっているけど、映らない。ライブだったらスポットライトが当たらない、テレビだったら画面に出てこないっていう、すごく絶妙な地味さが、その私の「目立ちたいけど、目立てない。けど誰か見てほしい」という願望を上手に叶える楽器のような気がして、「これだ。決めた!ドラマーになろう」ってその時に思いました。

――ドラムって音楽にはなくてはならない、重要なポジションでもありますよね。

そうですよね。その楽しさは後から分かるようになってきました。演奏で人と合わせるようになって、「ドラマーが変わればバンドのサウンドが変わる」という言葉を自分でも肌で感じるようになってきて、この掌握している感ってなかなかいいなって(笑)。そのドキドキだとかで、どんどん病み付きになっていった感じはありますね。

【インタビュー】 ドラムボーカリスト「シシド・カフカ」誕生のルーツとファッションに迫る | 写真

――最初に演奏していたジャンルってどういうものだったのですか?

アルゼンチンで叩き始めているので、基本的なスティックの持ち方を習ったり、ビートを習った後はタンゴから始めました。タンゴから始まってジャズにいって、ボサノバだとかそういうラテン系の音楽とか、フォークロアや民族的なリズムにいった後に、最後にロックでしたね。ロックをやっているうちに、普通に知っている感じだし、これって私の肌に合う気がするって思いました。

――初めてがタンゴですか! 日本で学ぶのとは違う導入ができたのかもしれないですよね。

そうですね。まず、基本的に学ぶリズムにタンゴってなかなか選ばないと思うんで。日本にいたら。本当に貴重な体験だったな。

――今の音楽のスタイルに育った環境が影響していると感じますか?

自分であまり感じたことはないけれど、人から言われることはあります。音を合わせている瞬間に、「やっぱりラテンの血が入ってるんだね」とか、ステージでもやっぱりラテンの国の情熱を感じました!とか言われることはあって、やっぱり多少なりとも空気すって水を飲んだだけあって、そういう意味で“ラテンの血”は混ざっているのかとは思いますけど。

【インタビュー】 ドラムボーカリスト「シシド・カフカ」誕生のルーツとファッションに迫る | 写真

――その“ラテンの血”は、ファッションにも影響があるのかなと思いますが、普段はどういうファッションをすることが多いですか。

そうですね。今、すごく自分のファッションが変わってきている時で。昔はずっと同じ服着てたんですよ。お金がなかくて、服買うよりスティック買おうっていう時期もありましたし。最近は、その日の気分や自分をどう高めるかっていうことを意識して服を選んでますね。今日はこういう風に気を引き締めたいから、とか、力を抜きたいから緩めの服を着ていこうとか。自分の中でこういう事をするからこういう格好っていう風に、ちょっとずつシーンに合わせて分け始めています。

――例えばスタジオに入ってレコーディングとか練習とかだと?

汚れてもいい格好ですかね。パンツスタイルで、緩くて。それと後、大事なのは腕が振り上げやすいこと。

――普段はワンピースなども着ますか?

最近は。もうちょっと女であることを楽しもうと思って。ハイヒールとかスカートとかも積極的に買っています。

――演奏の時は動きやすさが大事なんですね。では今日は大事な人に会うミーティングの時などは?

黒を着ていきます。自分が一番好きだっていうのもあるし、第一印象があるから。自分を強くしてくれる色なので。昔は自分を隠すために、見てほしくない、どこかに紛れないかなと思って黒を着ていた時期が長かったんですけど、だんだん自分のことを強くしてくれる色だっていうように変わって、やっぱり勝負時は黒を選ぶようにしています。

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