八幡堀(はちまんぼり)は、滋賀県近江八幡市に位置する。安土・桃山時代に豊臣秀吉が城を築き、その城下町として栄えた一因となった近江八幡の一大動脈。近江商人の発祥と発展、また町の繁栄に大きな役割を果たした。
湖上を往来する船を城下に寄港させ、近江商人の発展とまちの繁栄に大きな役割を果たしたことで、江戸時代後期には大津と並ぶほど賑わっていたといわれている。昭和初期までは、常に町の人々の経済・流通路だったが、戦後は陸上交通の発展によって廃れ
てしまった。現在では、観光名所として整備され、堀に沿って白壁の土蔵や旧家が立ち並び、華やかだった当時の様子を伝えている。船着き場も整備された。