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丸山 もえ
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2012年10月19日(金)、ユマ コシノ(YUMA KOSHINO)が2013年春夏コレクションを発表した。テーマは「NEW TRIBAL GRAPHISM」。デザイナーの小篠ゆまのイメージは世界中を旅し、深く碧い海、緑の大地、灼熱の砂漠、そして都会の洗練された雰囲気をミックスさせながら、魅力的なファッションを生み出した。
前半は、春らしいパステルカラーに、シャイニーなバッグや、カラフルなウッドビーズがアクセント。サマーツイード、花柄のレース、繊細なフラワープリント、七色のタイダイプリントなど、明るくフェミニンなスタイルが展開された。アイテムは、ライトコートや、コンパクトなジャケット、ソフトなブラウスなど。洗練されていながらもリラックスした都会のシルエットで着こなしやすい。
そして旅は、熱帯や砂漠へと続く。テラコッタ、イエロー、インディゴ、グリーン、そしてレッドなど、大自然のパワーを受けたカラーパレット。昼下がりの太陽に照らされた雨上がりの密林の空気や砂漠の熱気を、今季の主役であるトライバルなグラフィックに落とし込んでいる。そこへ、日本の手毬柄が加わることで、小篠の日本人としてのアイデンティティもさりげなく表現された。
豊かなイマジネーションが紡ぎ出した、新しいトライバルファッション。世界を巡った旅は再び都会へと戻り、現代女性のためのスタイルへと結晶された。
