浜松町や竹芝駅付近の再開発を進め、緑の自然に囲まれた新規のオフィスや住宅棟を建設する竹芝地区開発計画「東京ポートシティ竹芝(TOKYO PORTCITY TAKESHIBA)」がスタート。2020年開業予定だ。

浜松町～竹芝地区再開発計画「東京ポートシティ竹芝」

「東京ポートシティ竹芝」の対象となるのは、竹芝ふ頭の海、浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園の緑に囲まれた計画地。デジタル×コンテンツを軸に、人、情報、ビジネスをつなぎ、職住近接による新たなスタイルの都市となり、同時に世界を代表する国際ビジネス拠点となることを目指す。

東京ポートシティ竹芝オフィスタワー

大規模複合施設となる「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」は、9階から39階までの高層フロアにオフィススペースを構え、低層階の商業ゾーンにはブルーボトルコーヒーをはじめとする飲食店など、19店舗を出店する。竹芝通り沿いには、多様なオープンスペースと緑を施したテラスを2階から6階までの階段状に配置した「スキップテラス」や、歩行者デッキと地上レベルをつなぐアトリウム空間「ガレリア」を設け、街のにぎわいを演出する。

1階には、シアター形式で最大500名を収容するイベントスペース「ポートホ ール」を開設。イベントホールとして国内最大級の400インチワイドスクリーン2面と4K対応のプロジェクターからなる都内有数の映像設備を常設し、展示会など様々なイベントに対応することができる。

また、中小企業振興のための展示施設である東京都立産業貿易センターを、街の回遊動線となるスキップテラスやガレリアに面した2階から5階までのフロアに開設。展示会や見本市など、様々なシーンに用いられる展示室と会議室が設置される。

さらに、8階にはシェアオフィスや研究開発・交流スペースを設ける「クリエイションフロア」をオープンする。研究開発・交流スペースでは、研究開発や人材育成・起業支援・ビジネスマッチングを柱にした多彩なプロジェクトを進め、竹芝エリアにおける国際ビジネス拠点の形成を推進していく。

東京ポートシティ竹芝レジデンスタワー

「東京ポートシティ竹芝レジデンスタワー」は、職住近接の新たなライフスタイルを提案。住居の他、保育所や店舗も整備し、オフィスワーカーが暮らしやすい環境を充実させる。住居は一般賃貸住宅の他、サービス アパートメント、シェアハウスなども提供予定だ。さらに、共用部においてはラウンジ やフィットネススペースを設け、住環境の充実だけでなく、自然と交流が生まれる空間作りを目指す。

浜松町～竹芝をつなぐ全長約500ｍの歩行者デッキ

浜松町駅から首都高速道路を跨ぎ、オフィスタワーへ直結する歩行者デッキは、レジデンスタワーを経由して竹芝ふ頭、ゆりかもめ竹芝駅へ接続。約500メートルにも及ぶバリアフリーの歩行者デッキを新設することで、浜松町・竹芝の両エリア間の容易な往来を可能にする。

【施設・計画概要】
東京ポートシティ竹芝
開業時期：2020年(予定)
住所：東京都港区海岸1-20-9 他
敷地面積：約15,590㎡
延床面積：約201,159㎡
工事期間：2015年度～2020年度(予定)
・オフィスタワー(A街区)概要
用途：事務所、店舗、飲食店、展示場、集会場、コンテンツ関連施設、新産業貿易センター、駐車場等
敷地面積：約12,200㎡
延床面積：約180,000㎡
階 数：地上39階、地下2階
高さ：約208m
・レジデンスタワー(B街区)概要
用途：共同住宅、店舗、保育所、駐車場、自転車駐車場
敷地面積：約3,434㎡
延床面積：約19,382㎡
階数：地上18階
高さ：約60m