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企画展「古美術かぞえうた」東京・根津美術館で - 書・絵画・工芸“作品名の数字”の多様な意味を紹介

企画展「古美術かぞえうた —名前に数字がある作品—」が、東京・南青山の根津美術館にて、2024年6月1日(土)から7月15日(月・祝)まで開催される。

作品名の数字に込められた意味をひもとく

《織部縞文四方鉢》 美濃 日本 桃山-江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
《織部縞文四方鉢》 美濃 日本 桃山-江戸時代 17世紀 根津美術館蔵

古美術作品の名前には、数字を伴うものが少なくない。こうした数字は作品の特徴を端的に示すものではあるものの、その意味する内容は様々である。例を挙げるならば、「六角皿」などは形そのものを表し、やきものの「三彩」などは、釉薬の種類と技法に関わっている。あるいは、「七夕」など、作品の主題となる故事にまつわるものもある。

小堀遠州作 《一重切花入 銘 藤浪》 日本 江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
小堀遠州作 《一重切花入 銘 藤浪》 日本 江戸時代 17世紀 根津美術館蔵

企画展「古美術かぞえうた —名前に数字がある作品—」では、作品名の中にある数字に着目しつつ、根津美術館が所蔵する古美術作品を紹介。たとえば、小堀遠州作の花入《一重切花入 銘 藤浪》の「一重」とは、花を生ける窓がひとつであるものを指す。また、重要美術品《五徳義書巻》の「五徳」は、儒教で説かれる5つの重要な道徳観念を表している。

酒井抱一筆 《七夕図》 日本 江戸時代 19世紀 根津美術館蔵(小林中氏寄贈)
酒井抱一筆 《七夕図》 日本 江戸時代 19世紀 根津美術館蔵(小林中氏寄贈)

会場ではこのように、書、絵画、陶磁、漆工、金工、木竹工など、さまざまな作品を「かぞえうた」のように数字をたどりつつ紹介し、それぞれに込められた多彩な意味に光をあててゆく。

展覧会概要

企画展「古美術かぞえうた —名前に数字がある作品—」
会期:2024年6月1日(土)〜7月15日(月・祝)
会場:根津美術館 展示室1・2
住所:東京都港区南青山6‐5‐1
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)は開館)
入館料:一般 1,300円(1,100円)、学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※オンライン日時指定予約(5月28日(火)より美術館ホームページにて受付開始。招待はがきなどを持参し、入館料無料の場合も要予約)
※( )内は障害者手帳の提示者および同伴者1名の料金
※当日券(一般 1,400円、学生 1,100円)も販売(予約優先。当日券購入者は待つ場合あり。混雑状況によっては当日券を販売しない場合あり)
※予約は1グループ10名まで

【問い合わせ先】
根津美術館
TEL:03-3400-2536(代表)

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