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「館蔵品展 狩野派以外学習帳」板橋区立美術館で - “富士山・牡丹”に着目して江戸絵画を紹介

東京の板橋区立美術館では、「館蔵品展 狩野派以外学習帳 江戸にきらめいた民間の絵師たち」を、2023年8月26日(土)から10月1日(日)まで開催する。

江戸の民間絵師による絵画作品を紹介

司馬江漢 《鉄砲洲富士遠望図》 歸空庵コレクション
司馬江漢 《鉄砲洲富士遠望図》 歸空庵コレクション

板橋区立美術館では2020年に、江戸絵画の正統・狩野派に着目した館蔵品展「狩野派学習帳」を開催した。本展「館蔵品展 狩野派以外学習帳 江戸にきらめいた民間の絵師たち」では、その第2弾として、民間の絵師による作品を中心に紹介。なかでも、古来より描かれてきた2つの画題「富士山」と「牡丹」に光をあてる。

狩野探幽 《富士山図》 板橋区立美術館
狩野探幽 《富士山図》 板橋区立美術館

富士山は、権威の象徴としての側面を有していた。そのため、富士山を描いた作品の制作は、江戸幕府の御用絵師である狩野派の重要な勤めのひとつであった。たとえば、江戸狩野派の祖・狩野探幽による淡白な富士《富士山図》は、当時の規範となった。一方、多くの人びとに好まれた富士山は、民間の絵師によっても描かれている。本展では、西洋画に倣った遠近表現による司馬江漢の《鉄砲洲富士遠望図》などを目にすることができる。

宋紫石 《牡丹小禽図》 板橋区立美術館
宋紫石 《牡丹小禽図》 板橋区立美術館

一方、牡丹という題材は、花鳥画が人気を集めた江戸時代、美しいばかりでなく富貴の象徴としても捉えられた。狩野派から民間の絵師まで、多くの牡丹図を手がけたのには、こうした背景があったのだ。会場では、舶来の絵画に影響を受け、鮮やかでいきいきとした絵画を手がけた宋紫石や小田野直武などを紹介する。

展覧会概要

「館蔵品展 狩野派以外学習帳 江戸にきらめいた民間の絵師たち」
会期:2023年8月26日(土)~10月1日(日)
会場:板橋区立美術館
住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(9月18日(月・祝)は開館)、9月19日(火)
観覧料:無料

【問い合わせ先】
板橋区立美術館
TEL:03-3979-3251

Photos(3枚)

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