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ユキ トリヰ(YUKI TORII) 2023-24年秋冬コレクションが発表された。
“今着たい服をみつけたい”をテーマにした、ユキ トリヰの2023年秋冬コレクション。ブランドが60年以上作り続けているオリジナルプリントは今季も健在だが、いつも以上に自由なコンビネーションが印象的だ。
例えば、レオパード柄のアウターを主役にしたルックは、ブロック柄のブラウス、アラベスク調のスカートとスタイリング。ひとつのルックの中で、多彩なモチーフがギュッと詰め込まれているにも関わらず、柄・色・パターンの配置まで、徹底的にこだわったプリントによって、不思議と気品溢れる佇まいへと昇華させている。
秋冬に欠かせない定番ウェアには、手仕事風の刺繍を施して一捻り。ダウンにはエレガントな花刺繍を、ニットには手差し風刺繍を施したほか、デニムパンツにはポップなムードのビュー刺繍をプラス。カジュアルなテイストの中にも、大人の遊び心をひとさじ差し込んだような、計算されたバランス感覚が心地良い。
本来クラシカルなデザインを、トロンプルイユで再解釈したウェアも登場。温かみのあるノルディック柄ニット、首元でリボンがなびくボウタイブラウスは、いずれも実は一枚のロングTシャツにプリントを施したものだ。さらりと軽やかに着用できるので、秋口のレイヤードスタイルにも気軽に取り入れることが出来るはず。
秋冬シーズンはダークトーンが主流だが、今季は思わず心躍るポップなカラーも印象的。主役となるコートは、オレンジ、イエロー、ライトグリーン…など、全5色で色遊び。またマルチカラーのボーダーニットは、セットアップのように着用するなど、コレクション全体を通して楽し気なムードに包まれている。
